商品紹介

ウリンの耐久性

フォレストガーデンでは、「自然」という言葉をキーワードに、お客様に提案するプランにはできるだけ自然素材を使用しております。
なぜ自然素材にこだわるのかは別の機会にお話するとして…

で、今回はちょっと真面目なお話を。
ウッドデッキやフェンス等に使用される天然木、「ウリン」についてお話したいと思います。

もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、”木=腐る”という概念を見事に壊してくれた木です。
巷では「50年もつ」あるいは「100年もつ」と言われております。
とは言うものの、この木が日本に流通し出して50年、100年経った物件がほとんどないので、本当のところはまだまだ未知ですが、弊社では実際に土に埋め込んでその耐久性を調べています。
データも大事ですが、自分たちの肌感覚で大丈夫だとオススメする意味でも。

弊社にある”ニワバタケ”の中にこっそり埋め込んで暴露試験をしています。
暴露試験なんて言うとカッコよく聞こえますが、要は外に「ほったらかし」です!!

ただただ外に出しておくだけなら意味がないので、
・畑のように土壌バクテリアが居そうな環境
・直射日光に晒される環境
・雨が降れば雨に打たれる環境
と、できる限り最悪な条件に晒しています。

埋め込んである部分は全く腐っていません!!
腐敗する時の独特なヌルヌルもありません!!
腐っていないので、臭いもありません!!

ラベルには15年と書いてありますが、実際は20年くらい経ってます。(ラベル変えないと)
もちろんこのまま暴露試験継続です。

データ通りの50年とまではいきませんが、確実に20年くらいは全く問題ナシで耐久性を維持していますね。
これが”世界最強の木(別名:アイアンウッド(鉄の木))”と言われる所以でしょうね。
(世界にはヨットハーバーなど、海水に晒されるような、弊社よりもっと環境の悪い所でも腐っていないという実績があります。)

似たような木で「イペ」という木がありますが、性質はほぼ同じです。
ウリンは東南アジアの出身、イペは南米出身という違いでしょうか。
あと、物量的にウリンの方が多いので、単価はウリンの方が若干安いです。(ついでに言えばサイズも豊富)

イニシャルコストではウェスタンレッドシダー(米杉)等の一時期多く出回った木の方が安くつきますが、
・塗装をしなければいけない
・組んだ後は、塗装すると言っても目に入るところしか塗れない
・塗装していないところから腐る
・塗料が思った以上に高い
など、長期的な面で見るとデメリットが大きいです。
私たちからみたら、これが”木=腐る”、”木はメンテナンスが面倒”と思わせる(お客様にも木はダメだと思わせる)原因だと思っています。

従って、弊社では実績や特性、長期的なコストなどいろんな面からウリンをオススメしております。
(安くあげるためにデッキ材はウリンを使用するが、肝心の大引きや束柱に別の木を使用されるパターンもあるので、その場合はお気をつけくださいね。)
もし、天然木を使いたいけど・・・と迷っていらっしゃるお客様がいらっしゃいましたらぜひ弊社にご相談いただければと思います。