倒壊リスクのあるブロック塀をアルミフェンスへ一新

庭じまいの一環としてご依頼いただいた、ブロック塀解体とアルミフェンスへのリフォームです。
この道路は通学路になっているため、子供たちへの安全対策を最優先にして、ブロック塀の上段一部を解体しました。

震災に備える安全対策

ブロック積みの部分だけでも9段(約1.8m)。
通学路側から見ると2ｍ超の威圧感のある塀…
長年の風雨により劣化が進んだ上に、数年前の震災により部分的にヒビが入っていたので、倒壊リスクを解消することが急務でした。

施主様のご希望はブロック塀を全解体でしたが、敷地内から確認するとかなりの土が盛ってあったので、土留めが決壊してはまた別のリスクもあったため、ブロック塀の総重量を落としつつ、最小限で安全を確保できる方法を取りました。

打合せは念入りに

通学路側からだけでなく、敷地内からも撤去する高さを確認。
いろんなポイントから検討します。

全長があるため、数パーセントの勾配が高さ方向に何十ミリの差となって表れてくるので、フェンスをどのように納めるかも検討。

結果的に笠ブロック＋スカシブロック1段＋普通ブロック3段、高さにして1ｍ弱の解体にしました。

安全とプライバシーを両立するアルミフェンス

安全は確保したものの、1ｍほど高さを落としたので、施主様のプライバシーを守るためほぼ同等の高さのアルミフェンスを設置しました。
アルミフェンスの利点として、
・軽量化による倒壊リスクの低減
・目隠し効果
・優れた耐久性
があります。
今回の場合は特に通学路側から見た時の圧迫感がなくなり、倒壊したらどうしよう…という不安が一気に解消されました。

庭じまいは単なる片付けではなく、将来の暮らしの安全と安心を見直す良い機会ですね。